うつ助手の日記

40代後半でうつになった男の闘病ブログ

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取締役がうつで退職。手当もなにもないのか?

こんにちは。うつ助手です。

 

鬱(うつ)になる方は今どき沢山いらっしゃると思いますが、取締役で鬱(うつ)になった場合はどうなるのでしょうか?

案外こういう記事はあるようでないので、僕の場合はどうであったのか?ということを書いてみようと思います。

 

鬱(うつ)に関わって休職ということになると恐らく皆さんネットを検索なさると思います。

そうすると、こういうサイトが出ます。

 

roudou-pro.com

 

ところが、取締役の方ならご存じの通り、取締役は委任契約であるため社員ではありません。

従って会社によっては退職慰労金等が積み立てられているケースもあると思いますが、鬱(うつ)で退職となると退職金もなければ、失業保険もありません。

朦朧とする意識の中でも僕はあぁ、全ての収入がゼロになってしまうのか…という恐怖感もありました。

 

幸い貯蓄がありましたので、「明日から困る」というレベルではありませんでしたが、そこそこ貰っていた事もありますので、これから再起を図ろうにも結構な年だし何かを学ぶにしても時間とお金がかかる。同じような生活はもうムリだ…

頭でいくら考えても身体は思うように動かず、ゆっくりとしか動作できないし、家族に聞けば表情がないとも言われました。

 

そんな時、会社の社会保険労務士から連絡があり、先ほどの記事にあるような条件に一致するので傷病手当金の該当に当たる、と言われました。

取締役にも傷病手当金が出るの?と半信半疑でしたが、調子を崩して仕事ができなくなり最終的に退任届を出した日付けはしっかりと条件と合っているので大丈夫だ、とのこと。

 

これは朗報でした。

現実的には鬱(うつ)になるとそんな余裕など一切なく、自分がどんどんダメになっていくような感覚と葛藤するしかなくなってしまうのですが、少し落ち着いてきたときに、とあるブログを見るとこの制度を知らなかった故に、突如退職してしまい傷病手当金が取れなかったという記事もありました。

 

このような情報を知って、わざとそれを受けるというのはモラルとしてどうか?とは思いますが、生活する上で、また家族が居るとなればなおさら金銭の事は最重要課題となりますので、先ほどの記事は良くお読みになった方がよろしいかと思います。

傷病手当金は会社を休職する時だけに貰えるものでもなく、結果的に退職する場合でも最高1年半の受給が可能な制度です。

 

自分の状況も情けなくてつらかったのですが、一緒に苦労をしてどん底になったところから休みなく働いてきて、少し楽をさせてやれるようになった家内にまたどん底をやることになるよ、と思うと泣けてきていましたがひとまず治療に専念できるのだと思った日はすこしだけ気が楽になった思いでした。

 

これから治療をしなければならない。再発する人も多いらしいと聞くし、実際自分はどうなのだろうか…。

でもいくら考えても自分の身体はゆっくりしか動かせず、ほぼ一日寝ているような状況が続きました。

 

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